真宗豆知識 真宗大谷派 西念寺  
 
阿弥陀仏

(あみだ‐ぶつ)
 仏名。いのちと光の限りない仏。
 梵名にはアミターバ(無量光)とアミターユス(無量寿)の2種がある。
 無量寿経には、無量寿仏を無量光仏、無辺光仏、無碍光仏、無対光仏、炎王光仏、清浄光仏、難思光仏、無称光仏、超日月光仏となづけ(十二光仏)、そのほか無量清浄仏、不可思議光仏、尽十方無碍光如来などの異名もあり、弥陀仏と略称することがある。

 阿弥陀仏に関しては浄土三部経をはじめ、法華・華厳・涅槃その他多くの大乗教典に説かれている。
 無量寿経には、阿弥陀の成道の因果について、

法蔵菩薩(ダルマーカラ)が世自在王仏のもとで諸仏の浄土を見て後、 五劫のあいだ思惟(しゆい)して四十八願を発し、兆載永劫(ちょうさいようこう)の修行をかさね、今から十劫の昔に本願を成就して阿弥陀仏と号し、現在西方の極楽世界((梵)スカーヴァティーの訳。安養、安楽ともいう)で説法していると説く。

(『総合仏教大辞典』(法蔵館・1987)「阿弥陀仏」の項より抜粋)


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